研修ってどうすればよい? プログラムと計画の作り方について

グローバル化やテクノロジーの変革により、働く環境が大きく変動している時代において、効果のある研修の必要性がより高まっています。社員の能力開発が変革に対応するカギであり、人材育成が業績の向上に反映するといえます。これまでのやり方では通用しない場合も多いため、もう一度、現在の研修プログラムを見直し改めて研修計画を立ててみてはいかがでしょうか。

研修の目的

研修計画を立てる前に、まず何のために研修を行うのか考えてみましょう。前提として、人材を育成することは会社の経営戦略を成し遂げるためのものであると認識すべきです。つまり、会社が打ち出す経営戦略や理念に沿って、研修の計画を立てることが重要です。

次に、会社の経営戦略に沿った人材育成を行うために、ゴールとしてどのような人材が理想かを考えます。どのような能力を持つ人材が理想なのか、どのような行動ができる人材が理想なのかといったことを落とし込むとよいでしょう。そのうえで、現場へのヒアリングを通して現状を把握し、理想と現実の格差を埋めるような研修内容を検討します。

研修計画の立て方

では実際に、どのように研修計画を立てれば良いでしょうか。ここでは事前準備やスケジュールの組み方など、押さえるべきポイントを紹介します。

事前準備がカギ

効果のある研修を行うには、事前の準備がカギとなります。まず、求められる人物像と現状の差を把握するために、対象層へアンケート調査やヒアリングを行って分析します。そして、今後埋めていくべき能力を明確にします。

また、研修を行う時期も検討しておく必要があります。新人研修や新任管理研修などは、行う時期が限られています。そうしたものから日程を決めていき、その他の研修は、繁忙期や参加人数が少ないと思われる時期を避けて予定を立てましょう。

予算の確保

具体的な研修内容を決める前に、研修予算を確保します。会社の事業計画や前年度にかかった費用を参考にしながら、予算を割り当てていきます。場合によっては、厚生労働省が実施する助成金が使えることもあるので、調べてみてもいいかもしれません。

具体的な内容の立案

時期と予算が決まったら、いよいよ具体的な研修内容の立案に入ります。事前準備で行った、各部署からのヒアリングや分析結果を基に、対象者に必要な能力とそのための研修内容案を洗い出して、予算やスケジュールに合うよう決定します。研修会社や講師との相談もこの段階で行います。日程と内容が決まったら、速やかに対象者に告知。その際、研修の目的をしっかり説明して、受講者が積極的に参加したくなる動機を提供しましょう。

研修プログラムの作り方

研修プログラムの作成については、5W1Hに当てはめて考えてみることをおすすめします。次のリストに沿って、それぞれのチェックポイントを確認しながら作成してみましょう。

  • (Where)どこにいて、どこに向かうか? 現状把握と理想の人材像の確認
  • (Why)なぜ研修が必要なのか? 研修の目的の確認(理想と現状の格差を埋める)
  • (Who)誰を対象にするのか? 人材育成ニーズの把握
  • (What)何を伝えるか? 具体的な研修内容の検討
  • (How)どうやって伝えるか? 方法の検討
  • (When)いつ行うか? 詳細日程の決定

(How)の方法の検討では、さまざまな形態の研修を検討します。集合研修、グループ研修、eラーニング、OJT、研修専門企業へ依頼などがありますが、対象者や研修内容に適した方法を選びましょう。例えば、最近の傾向として、新入社員研修なら受講型よりもグループ研修や体験型を採用するケースが増えています。自ら経験することで記憶に残りやすく、現場での応用も期待できるためです。

このように、より効果の上がる研修プログラム作成のためには、まず経営戦略に沿って何が必要なのかを見極めることが重要です。また、受講者に響く研修を行うために、目的の説明や先輩社員による事例の紹介を行うといった工夫も必要です。さらには、研修が効果的に行われたかを知るための効果測定も忘れずに行うと良いでしょう。

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